2011年6月2日木曜日

日曜美術館 彫刻家・保田春彦~生老病死のアトリエ~

2011年6月5日(日)09:00~10:00 Eテレ
■ 日曜美術館 
テーマ:保田春彦(彫刻家)

千住明が司会をつとめるNHK番組「日曜美術館」 国内外のさまざまな美術作品・芸術家・展覧会・アートイベントなどを紹介しており、美術をこよなく愛する方にとっては堪らない番組でしょう。 2011年6月5日は、保田春彦を特集する企画「彫刻家 保田春彦~生老病死のアトリエ~」がOA。 世田谷美術館館長の酒井忠康さん、信濃デッサン館館主の窪島誠一郎さんをゲストに迎えて、保田春彦の芸術と人間探求の挑戦に迫っていきます。

現代日本を代表する彫刻家のひとり・保田春彦(やすだはるひこ)。 1930年、和歌山県に彫刻家・保田龍門の長男として生まれ、1952年に東京美術学校本科彫刻科を卒業。 1958年にフランスに渡り、パリのアカデミー・グランド・ショーミエールでオシップ・ザッキン教室に学んだ保田さんは、その後イタリア・ローマを中心に活躍していきます。 1968年に帰国してからは、武蔵野美術大学で活動し、1975年に教授に就任。 ヨーロッパの都市や建築をモチーフにして、長きにわたって独自の世界を構築してきました。 40年連れ添った愛妻のシルヴィアさんを2000年に亡くしてからは、裸婦の素描を始めることになり、その数は2000点。 その後、病気によって左半身の自由を奪われることになりましたが、その創作意欲が失われることはなく、リハビリ中の患者や介護する者たちをユーモアを交えながら描き続けています。 80歳を過ぎた今なお現役の保田さんには、一体どのような世界が広がっているのでしょう・・・