2011年6月9日木曜日

日曜美術館 法隆寺金堂壁画・ガラス乾板から甦る美

2011年6月12日(日)09:00~10:00 Eテレ
■ 日曜美術館 
テーマ:法隆寺

千住明が司会をつとめるNHK番組「日曜美術館」 国内外のさまざまな美術作品・芸術家・展覧会・アートイベントなどを紹介しており、美術をこよなく愛する方にとっては堪らない番組でしょう。 2011年6月12日は、法隆寺を特集する企画「法隆寺金堂壁画 ガラス乾板から甦(よみがえ)る美」がOA。 武者小路千家15代家元後嗣の千宗屋さん、神戸大学大学院教授の百橋明穂さんをゲストに迎えて、法隆寺金堂壁画の魅力に迫っていきます。

歴史上の人物で最も有名な人物のひとり・聖徳太子(しょうとくたいし)が、飛鳥時代に創建したといわれる法隆寺(ほうりゅうじ)。 奈良県生駒郡斑鳩町にあり、現存する世界最古の木造建築物群で、1993年に「法隆寺地域の仏教建造物」としてユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されています。 2008年には、その法隆寺の中心となる伽藍・金堂で大規模な修復工事が行われ、普段は間近に見ることのできない国宝の仏像の姿が明らかになりました。 なお、法隆寺の金堂外陣をとり巻く壁画は、1949年に発生した火事でそのほとんどが焼失されましたが、1967年に当時の絵師たちによって再現模写が行われました。 そのときの資料となったのが、1935年に原寸大で撮影された374枚のガラス乾板で、2011年6月には壁画を細部まで鮮明に再現した本も出版されました。