2011年5月4日水曜日

NHKスペシャル 浮世絵ミステリー・写楽~天才絵師の正体を追う~

2011年5月8日(日)21:00~21:50 NHK総合
■ NHKスペシャル 
テーマ:東洲斎写楽

あらゆる分野の事例をドキュメントタッチで描く番組「NHKスペシャル」 2011年5月8日は、東洲斎写楽にスポットを当てた企画「浮世絵ミステリー 写楽~天才絵師の正体を追う~」が放送。 ギリシャ・コルフ島で発見された写楽の肉筆画をもとに、謎の絵師・写楽の正体に迫っていきます。

江戸時代に活躍した浮世絵師・東洲斎写楽(とうしゅうさいしゃらく)。 寛政6年(1794年)に突然のようにデビューした彼は、およそ10か月の期間内に集中して作品を発表しており、その後の消息は不明ということで、まさに謎多き浮世絵師として語り継がれている人物であります。 その正体については数多くの諸説がありますが、阿波藩蜂須賀侯のお抱えの能楽師・斉藤十郎兵衛だったのでは・・・という可能性がより強まってきています。 これまでに確認されている作品は約150枚ほどで、大胆かつデフォルメした作風が特徴的で、「三代目大谷鬼次の奴江戸兵衛」が代表作として知られていることでしょう。 また、2008年にギリシャの小さな美術館の倉庫から写楽の肉筆画「四代目松本幸四郎の加古川本蔵と松本米三郎の小浪」が発見され、話題を集めました。 この作品は、写楽が姿を消した4ヵ月後に描かれたものだということが分かってきており、まさに謎多き写楽のミステリーを解く一端が垣間見れるかもしれません。