2011年5月26日木曜日

NHKアーカイブス シリーズわたしが選ぶあの番組(2)片岡鶴太郎さん 板画まんだら・棟方志功の世界

2011年5月29日(日)13:50~14:55 NHK総合
■ NHKアーカイブス 
出演者:片岡鶴太郎 作品:板画まんだら・棟方志功の世界(1970年)

過去に放送されたVTRを今一度放送して当時を振り返る番組「NHKアーカイブス」 2011年5月29日は、片岡鶴太郎さんがゲスト出演。 「板画まんだら 棟方志功の世界」(1970年3月22日放送)を見ていきながら、鶴太郎さんの人生に大きな影響を与えた棟方志功の魅力に迫っていきます。

世界的な天才版画家として活躍した棟方志功(むなかたしこう)。 刀鍛冶職人だった棟方幸吉の三男として1903年に青森で生まれた彼は、少年時代にフィンセント・ファン・ゴッホの絵画に感動して画家になることを決意します。 そして、東京へ上京して油絵などを学び、1928年の第9回帝展に「雑園」を出品して入選。 1956年には、ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展に「湧然する女者達々」などを出品し、版画部門において日本人としては初の国際版画大賞を受賞しました。 版画を「板画」と述べていたことで知られており、木版の特徴を生かした作品を生涯にわたって創作していき、その名を深く刻み込みました。

1980年代にコメディアンとして一世を風靡し、その後は俳優・ボクシング・芸術家など多方面で活動を続けてきた片岡鶴太郎(かたおかつるたろう)。 個人的には、フジテレビ系バラエティ番組「オレたちひょうきん族」で熱々のおでんを食らっていたり、「マッチでぇ~す!」と言いながら近藤真彦のモノマネをしていた時代が懐かしい今日この頃・・・ 特にモノマネを得意としており、小森のおばちゃま・浦辺粂子・坂上二郎・たこ八郎・村西とおる・小林旭・具志堅用高などがレパートリーでした。 また、日本テレビ系バラエティ番組「鶴ちゃんのプッツン5」の司会を担当していたのを覚えている人も多いことでしょう。 当時のお笑い界を代表するようなコメディアンでしたが、80年代後半からボクシングに傾倒していき、最近では芸術家としての一面の方が強くなってきたようで、数多くの作品集を発表しています。