2011年5月19日木曜日

日曜美術館 安宅英一・狂気と礼節のコレクター

2011年5月22日(日)09:00~10:00 NHK教育
■ 日曜美術館 
テーマ:安宅英一

千住明が司会をつとめるNHK番組「日曜美術館」 国内外のさまざまな美術作品・芸術家・展覧会・アートイベントなどを紹介しており、美術をこよなく愛する方にとっては堪らない番組でしょう。 2011年5月22日は、安宅英一を特集する企画「安宅英一 狂気と礼節のコレクター」がOA。 菊池寛実記念智美術館館長の林屋晴三さんをゲストに迎えて、コレクター・安宅英一の収集した作品を見ていきながら、その収集の物語をお送りしていきます。

近年、中高年を中心に密かなブームを呼んでいる骨董(こっとう)。 美術的価値のある古道具・美術品を指すモノで、各地で開かれる骨董市は多くの人で賑わっており、テレビ東京「開運!なんでも鑑定団」では毎回いろいろな骨董品が登場してマニアの心を酔わせております。 思わぬところから思わぬ珍品が飛び出すことも多々あり、その意外性が人を引き付ける魅力のひとつなのかもしれません♪

そんな骨董品である陶磁器を中心に収集していた人物が、安宅英一(あたかえいいち)。 総合商社・安宅産業の会長を務めていた人物で、その経済力をバックにして様々な陶磁器を収集してきました。 集めた作品は、まさに心に染みるような上品さを備えているものが多く、そこからは天性の審美眼を持ち合わせていた姿を窺い知ることができます。 また、狙った作品は策をめぐらせて手に入れており、まさにコレクターとしての執念を垣間見ることができるかもしれません。 なお、1977年に安宅産業が経営破綻した後、大阪市に寄贈されて大阪市立東洋陶磁美術館が誕生したというエピソードがあります。