2011年5月19日木曜日

NHKスペシャル クジラと生きる

2011年5月22日(日)21:00~21:50 NHK総合
■ NHKスペシャル 
テーマ:和歌山県太地町とクジラ

あらゆる分野の事例をドキュメントタッチで描く番組「NHKスペシャル」 2011年5月22日は、クジラにスポットを当てた企画「クジラと生きる」が放送。 400年前から鯨を食糧にしてきた和歌山県太地町に密着したVTRをOAします。

「生態系と生物種の保全」を名目としたエコテロリスト団体のひとつであるシーシェパード(Sea Shepherd Conservation Society)。 環境保護団体であるグリーンピースに所属していたポール・ワトソンなどによって1977年に設立して以来、メディアを駆使した資金集めによって勢力を拡大。 アメリカ合衆国ワシントン州フライデーハーバーに本部を置き、世界各地で暴力的な抗議活動を行って話題を集めています。 日本でも捕鯨に対する抗議活動は激しさを増しており、さまざまな議論を巻き起こしてきました。 また、イルカやクジラの町で知られる和歌山・太地町にも抗議活動を行っており、2010年には公式な意見交換会が初めて行われました。

そんなシーシェパードの抗議行動によって注目を集める場所となったのが、和歌山県太地町(たいじちょう)。 イルカ追い込み漁を批判的に描いた映画「ザ・コーヴ(The Cove)」(2009年公開)をきっかけに、シーシェパードが町に常駐して漁師たちの動きを監視しています。 「知能の高い鯨を殺すという行為は許されない」というシーシェパードの言い分に対し、太地町の人々にとっては代々受け継がれてきた食文化を否定されたも同然で憤りの声が上がっています。 小さな町で巻き起こった捕鯨をめぐる国際問題は、どのような終着点を見せるのでしょうか・・・